ASTERIA WarpとMicrosoft Active Directoryを連携して、ADUserに関するコンポーネントを使用してみました。
■ADUserDeleteコンポーネントにより、ADユーザー削除フロー
※Active Directoryと連携して、ユーザー又はグループに関する処理をしたい場合は先にADAuthコンポーネントで認証を行う必要がある
ADAuthコンポーネント
設定方法はこのブログで確認してください。
ADUserDeleteコンポーネント
・ADUserDeleteコンポーネントをダブルクリックして、「ユーザー削除」画面を表示する
・「検索の起点」にcn=Usersを定義する
※AggregateBaseDNで検索起点を指定する
※AggregateBaseDNとはADAuthコンポーネントの「検索の起点」とADUserDeleteコンポーネントの「検索の起点」を足したもの
AggregateBaseDN=「検索の起点」+「検索の起点」
DC=example,DC=local + cn=Users
上記の場合にユーザーがexample.local/Users配下にあるユーザーの検索を行う
・「選択属性」、「関係演算子」、「属性値」に削除したいユーザーに関する情報を入力
例:「選択属性」にフルネーム 「関係演算子」に= 「属性値」にasteriatest123
・「基本」設定の「検索スコープ」に対象の検索範囲を選択する
※今回はUsers直下から対象のユーザーを検索したいため、「指定されたコンテキストのみ」を選択
・「基本」設定の「検索文字列」は空のままでOk
・「検索属性」はActiveDirectoryユーザー削除ウィザードで設定した内容が反映される
上記の内容を定義し、フローを実行するとexample.local/Users直下のasteriatest123ユーザーが削除される
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■ADUserMoveコンポーネントにより、ADユーザー移動フロー
ADAuthコンポーネント
設定方法はこのブログで確認してください。
ADUserMoveコンポーネント
・「検索の起点」に何も設定せず、空にする
※AggregateBaseDNで検索起点を指定する
※AggregateBaseDNとはADAuthコンポーネントの「検索の起点」とADUserMoveコンポーネントの「検索の起点」を足したもの
AggregateBaseDN=「検索の起点」+「検索の起点」
DC=example,DC=local+ADUserMoveの「検索の起点」
※上記の内容により、example.loca配下にあるユーザーの検索を行う
・「選択属性」、「関係演算子」、「属性値」に移動したいユーザーを定義
例:「選択属性」にフルネーム 「関係演算子」に=「属性値」にtest
・「基本」設定の「検索の起点」にユーザー移動ウィザードの「検索の起点」に定義した値が反映される
・「移動先」にOU=1224AsteriaTestを入力 例:example.local/1224AsteriaTest(OU)に移動される
※対象の移動先を入力してください。
※AggregateBaseDNからの相対的なdistinguishedNameを設定する
・「基本」設定の「検索スコープ」に「すべての階層」を選択
・「検索属性」はActiveDirectoryユーザー移動ウィザードで設定した内容が反映される
上記の内容を定義し、フローを実行すると以下ようにtestユーザーか移動される