SharePointフォルダー作成(ストアドプロシージャ使用)

CreateFolderストアドプロシージャでSharePointの特定サイトにフォルダーを作成するフローを作ってみました。

CreateFolderストアドプロシージャでフォルダー作成

SharePointSQLCallコンポーネントでストアドプロシージャを実行できます。

SharePointSQLCallコンポーネントを使用するにはSharePointコネクションが必要なので、先にコネクションを行います。

SharePointコネクション作成方法

FSMC画面の設定→コネクション→SharePoint→新規でコネクションを作成します。

接続名:SharePointConn 任意の名前

認証スキーム:OAuthを設定します。

URL:アクセスしたいSharePointサイトのURLを設定します。
   https://テナント名 /sites/サイト名
   例:https://abc.sharepoint.com/sites/AWRenkeiPublic

Share Pointエディション:SharePoint Onlineを設定します。

ユーザー:Azure ADのユーザーのメールアドレスを設定します。

パスワード:上記ログインユーザーのパスワードを設定します。

イニシエートOAuth:GETANDREFRESHを設定します。

OAuth設定場所:認証情報を保存するファイルのパスを設定します。

スキーマ:RESTを設定します。

タイムアウト(秒):60を設定します。

ログ設定:デフォルトのままにしました。

プロキシ設定:デフォルトのままにしました。

詳細設定には以下3つの内容を設定しました。
Azure Tenant:Microsoft Azureの対象アプリのディレクトリ (テナント) IDを設定します。

OAuthクライアントID:Microsoft Azureの対象アプリのアプリケーション (クライアント) の値を設定します。

OAuthクライアントシークレット:Microsoft Azureの対象アプリの「証明書とシークレット」のクライアントシークレットの値を設定します。

コネクションの設定が完了したら、テストを行います。

コネクションテストで成功したら、フローを作成しSharePointの対象サイト上にフォルダーの作成を行います。

フローの作成はシンプルでSharePointSQLCallコンポーネントだけでSharePoint上の特定サイトにフォルダー作成できます。

フローの詳細説明

SharePointSQLCallコンポーネントの基本設定

コネクション名:SharePointConnを設定します。
先ほど作成したSharePointコネクションを設定してください。

実行する処理:ストアド実行(結果なし)を設定します。
必要に応じて(結果なし)、(結果あり)を選んでください。

SQL文:{call CreateFolder (?RelativeURL?,?FolderName?)}

RelativeURLに新しいフォルダーが作成されるサーバー相対(親フォルダー)URLを設定します。

コネクションのURLにSharePointサイトのベースURLを設定したので、RelativeURLにはベースURL以降の相対パスを設定します。

今回既存フォルダーTestの配下に新フォルダーを作成したいのでRelativeURLに「Shared Documents/Test」を設定します。

FolderNameに作成される新しいフォルダーの名前「Test20251204」を設定します。

他の設定はデフォルトのままにしました。

SharePointSQLCallコンポーネントのSQLパラメーター設定

パラメーター名にCreateFolderストアドプロシージャに必要なRelativeURLとFolderNameを設定します。

RelativeURLに「Shared Documents/Test」を設定します。

FolderNameに「Test20251204」を設定します。

実行後確認

下図のように対象サイト、かつ、対象フォルダーの配下に新フォルダーが作成されたことを確認できます。

おまけ

対象サイトのドキュメント直下に新フォルダーを作成したい場合はRelativeURLに「Shared Documents」を設定してください。

この設定により、対象サイトのドキュメント直下にAFolderが作成されます。