はじめに
AWS_SQSPutコンポーネントを使用することで、Simple Queue Service（SQS）へメッセージを出力できます。
※今回もAWSコネクションを使用しますが、DynamoDBと連携する回で作成したAWSコネクションがそのまま使用できます。
※また、接続するSQSのキューはFIFOではありません。
AWS_SQSPutコンポーネントと今回の確認に使用するフローについて
SQSへメッセージを出力するコンポーネントと、確認に使用するフローを解説します。
AWS_SQSPutコンポーネントのプロパティについて
このコンポーネントのプロパティとして設定した内容は以下の通りで、すべて「基本」タブの設定です。「メッセージ属性」タブなどの載っていない項目はデフォルトのままです。
- コネクションを使用：はい
- コネクション名：（使用するAWSコネクションを入力します。下図ではDynamoDBと連携する回で作成したものを使用しています。）
- キューURL：（メッセージを出力したいキューのキューURLを入力します。ブラウザでSQSの各キューを開いた際に表示される詳細欄の項目「URL」から確認するか、コネクション選択後にAWS_SQSPutコンポーネントをダブルクリックして「Amazon SQS Queue Browser」で選択してください。）
- エンコードする：いいえ（「はい」にするとBase64でメッセージがエンコードされます。）
今回の確認に使用するフローについて
AWSのSQSへメッセージを出力できることを確認するために、下図のフローを作成しました。
メッセージ本文として使用するテキストをFileGetコンポーネントで取得し、AWS_SQSPutコンポーネントで指定したキューに送信します。
フローの解説
FileGet
指定したテキストファイルからSQSのメッセージ本文として使用する文字列を取得します。この例では、文字列「AWS_SQS_TestMessage」を取得しています。
AWS_SQSPut
直前のFileGetで取得した文字列を、プロパティのコネクションとキューURLで指定したSQSに出力します。
実行結果
フローの最後がEndResponseなので、終了後に出力ストリーム「AWS_SQS_TestMessage」を返します。
フローの実行後にブラウザでAWSのSQSを開いて、指定したキューでメッセージのポーリングを行うと、テキストファイルから取得した文字列（今回の例なら「AWS_SQS_TestMessage」）がメッセージとして出力されていることが確認できます。