kintoneのアプリからレコードを取得して、別のアプリに登録する。

kintoneGetとkintoneputを組み合わせることで、アプリから取得したレコードを他のアプリに登録することができます。
また、フローの中でレコードを編集することができます。

使用するフロー

今回実行するフローは以下の構成になります。

レコードを取得するkintoneのアプリ

下図に表示されているフィールド以外に「入力用フィールド」(すべてのレコードで空欄)が存在します。今回は下図の2レコードをフローで使用します。

レコードを受け取るkintoneのアプリ

「判定用フィールド」の値が16以上なら「レコード登録側アプリ(16以上)」にレコードが登録され、それ以外なら「レコード登録側アプリ(16以上ではない)」に登録されます。フィールドの構成は「レコード取得側アプリ」と同じです。

フローの解説

kintoneget

レコードから「入力用フィールド」、「識別用フィールド」、「判定用フィールド」を取得します。
また、プロパティの「ループを開始」を「はい」にしているため、1レコードごとにフローで処理されます。

BranchStart

各レコードから取得した判定用フィールドの値が16以上かどうかで分岐します。

mapper

右側のマッパー(判定用フィールドが16以上の場合)

入力用フィールドに「16以上」が入力され、他のフィールドはそのまま次に渡されます。

左側のマッパー(判定用フィールドが16以上ではない場合)

入力用フィールドに「16以上ではない」が入力され、他のフィールドはそのまま次に渡されます。

右側のkintoneget(判定用フィールドが16以上の場合)

「入力用フィールド」、「識別用フィールド」、「判定用フィールド」を選択して、判定用フィールドが16以上側のアプリにレコードを登録します。
登録先のアプリにレコードは入っていない想定なので、「実行する処理」は「追加」です。

左側のkintoneget(判定用フィールドが16以上ではない場合)

右側と同様に「入力用フィールド」、「識別用フィールド」、「判定用フィールド」を選択して、判定用フィールドが16以上ではない側のアプリにレコードを登録します。
こちらも登録先のアプリにレコードは入っていない想定なので、「実行する処理」は「追加」です。

実行結果

分岐した先でそれぞれのアプリにレコードが入っていることが確認できました。