ASTERIA Warpにおける外部変数セットの使い方

ASTERIA  Warpにおいて外部変数セットを使用するには、ツリーペインのアイコンから設定を行います。
下図の赤枠で囲まれているアイコンをクリックすると「外部変数セットの作成」画面が表示されるので、変数名/データ型/初期値を設定します。

作成した外部変数セットをツリー表示からドラッグアンドドロップでフロー上に配置します。フロー上で外部変数セットは他のコンポーネントに接続されない状態で配置されます。

マッパーの中を確認すると外部変数セットが使えるようになっていることが確認できます。

これ以降はストリームやフロー変数などと同じようにマッパーで運用できます。

また、設定した外部変数セットはデバッグ実行中の変数タブとフローデザイナーの変数タブでは次のように表示されます。

外部変数セットの各変数の説明

設定した4つの変数はそれぞれ有効範囲が異なります。

定数

最初に設定した初期値を呼び出せます。参照のみになります。

リクエスト変数

リクエストが有効な間、有効になる変数です。イメージとしてはフローの開始から終了までの間になります。
リクエストの開始時に初期値で初期化されます。

セッション変数

セッションが有効な間、有効になる変数です。フローの「セッション」プロパティを「終了時に閉じる」に設定した場合、セッションはリクエストの終了時に返されます。下図のように「保持する」に設定した場合、セッションはフローがタイムアウトになるまで存在し続けます。

タイムアウトまでの時間はフローサービス管理コンソールで設定できます。
変更したい時は、設定→サービス→フロー→フローエンジンのセッションタイムアウト(秒)の値を変更してください。

アプリケーション変数

設定した値は、削除や外部変数セットダイアログでの初期化や編集以外では永続化されます(参照もできます)。
リクエストやセッションが終わっても値を保持できます。